群青

ultramarine.

寒波到来 02/10/30

北風小僧がやってきた。おおさむこさむ、山からしゃもじも飛んできた。冬が始まるよ、とマッキーも歌っている。

私は花粉症というものには縁がないが、季節の変わり目によく風邪をひく。寝込むようにひどくなることはまれだ。しかし鼻水だけにはいつも辟易している。このかんでもかんでも、とどまることなく生まれいづるさらさらとした鼻水は文学表現的には美しいが、映像的には莫迦らしい。やはり人間の体は液体でできている。ポカリスエットを飲もう。

小学生の頃、「はなみずは、のうみそが溶けたものらしいぜ」とい噂が流布した。梅図かずお的恐怖。これを聞いた純粋な少年の中には「はなは、かんだらアホになる!」と、すすりあげて飲み込む者もいたらしい。子供とは本当におろかなものである。しかし、あれはしょっぱかった。

その後、成長した少年は己の脳の容量を把握し、噂自体も疑うようになり鼻をかむようになった。(しかし、すでに十分アホになっていた)ところで、よく「ちーん!」と表現されるはなかみ音だが、こんな音が一般的なのだろうか?これではキッチンでお母さんが鼻をかんでいたら、電子レンジのお知らせと間違えたり、仏間でおじいちゃんが鼻をかんでいたら、リンの音と間違えて、つい拝んでしまったりしないのだろうか?

今この文章を書いているあいだにも、3回ほど鼻をかんだわけだが
「ぶびー」
「ひーん」
「すん」
というラインナップだった。

いずれは透き通るような「ちーん!」という音色を出してみたいものである。

 

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