群青

ultramarine.

洗濯洗剤 02/10/09

唐突だが衣料用の洗剤が切れた。独り者の洗濯などたかが知れている。週に一度したとしても、年間50回だ。そういうわけで過去十数年の間に、数回しか洗濯洗剤を買うという行為をしたことがない。ここで、私が不潔だとかズボラなわけではないということを強調しておきたい。その証拠にパンツは2日に一回は換えるし、年に一回は新しいパンツを買う。そして裏表まんべんなく、はくようにしている。

さっそく歩いてすぐのところにある薬局系大型店に行く。平日の昼間とあって、品出しの店員とレジ係りの方が客より多い。案内板を見ながら衣料用洗剤のコーナーに行くと、そこにはおびただしい量の洗剤郡があった。(木曜スペシャル:川口浩探検隊風に)普段から注意力散漫な私は今まで使っていた洗剤が、いったいこの中のどれなのか判断がつかずにいた。そんなもの、汚れが落ちればどれでも一緒とみなさんは思うだろうが、こういうところをおろそかにできない、几帳面な一面も私は持ち合わせているのだ。

形を思い出そうと記憶をたぐるが「バケツみたいな取っ手がついている」くらいしかイメージが浮かばない。それでもその条件を満たすものは数種類にしぼられた。マイクロ粒子のアタック。白さと香りのニュービーズ。酵素パワーのトップ。そうそうたるラインナップである。そのなかでも注目したのは、まぶしい白です/ブルーダイヤだ。名前の部分より目立つように表示されている「金銀パールプレゼント」の文字。洗剤だけに「濡れ手で泡」とは「ムムッ、このコピーライターやるな!」と感服したが、いま書いていて漢字が違うことに気付いた。(泡×粟○)きっとこのコピーライターも勘違いしたのだろう。小学生の頃、金銀パールプレゼント〜♪と歌ったのを思い出す。何年たっても忘れないメロディ、あなどりがたし小林亜星、でもパッとサイデリアは夢見そうだからヤメテ。

結局、赤が好きなのでトップを買った。帰ると雨が降り出した。選択の余地はなかった。そういうものなのだ。

 

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